LINEを活用した立体的プロモーション

企画概要
コンタクトレンズ総合メーカーであるメニコンの“メルスプランの学生キャンペーン”において、LINEを活用した立体的なプロモーションを実施。
当社にて制作した羊のメニーとキツネのコンというオリジナルキャラクターを、LINEのスタンプ用に新しくデザインを書き起こしました。8種のスタンプには、可愛らしい2匹の様々な表情が詰まっています。
株式会社メニコンより、松田氏と佐合氏をお迎えし、本企画担当者と共にインタビュー取材を行いました。
写真左より:
芝軒/株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部 クリエイティブソリューション局
松田氏/株式会社メニコン
佐合氏/株式会社メニコン
芦田/株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部 クリエイティブソリューション局
丸山/株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部 営業局

企画の背景と、効果
佐合氏:“メルスプラン”は、CMなど多くの宣伝を行っているものの、サービス内容が複雑なため、なかなか皆様に知っていただけないことを課題に感じていました。また同時に、若年層に対してメニコンやメルスプランをもっと知っていただきたいと思っていました。
ターゲット層である学生は、LINEを日常的に活用していると感じていたので、コンペ形式で各代理店さんに、「LINEを活用してメルスプランを知ってもらえる企画を実施したい。」という旨、お声掛けしました。
松田氏:効果を実感した出来事としては、メニコンは全国に直営店がありますが、本プロモーションを機に今までメルスプランに興味のなかったお客様が多く来店して下さり、店舗スタッフからは、「LINEの効果をとても感じている。」という声を多く耳にしていることです。
店舗の来店まで結びつけるWeb広告のプロモーションで、ここまで反響があったプロモーションは初めてです。
丸山:LINEスタンプのキャラクターも大成功でした。LINEスタンプとタイムラインの運用、そして店舗にステッカーなども置いてもらいました。
佐合氏:店舗のキャンペーンポスターにも、LINEスタンプのデザインを装飾しました。お客様が、LINEで見たことがある、と親近感を持ってくださり、店頭でも話しが弾むのではないかなと考えました。
丸山:別件で、メニコンさんの直営店へ取材に行った際、店舗のスタッフさんに「LINEでまたやらないんですか?」と言っていただけて、とても嬉しかったですね。
松田氏:キャンペーン終了後、「LINE実施の前後でメニコンへのイメージがどう変わりましたか?」という調査をユーザーに向けて行いました。
「親近感が湧いた。」「LINEのスタンプが可愛くて、今っぽい。」などポジティブな回答ばかりでした。
そして、今回の学生向けのキャンペーンにおいて、学生のイメージも認知向上していました。このように、データを見ても効果的だったことを実感しています。


佐合氏:LINEの友達数もどんどん増えていきました。繋がっているユーザーが数百万人になるというのは、やはりインパクトありますよね。
丸山:LINEの管理画面でコメントを承認するような作業も我々で代行させてもらっていました。キャンペーン終了間近になると、「悲しいです」「また復活してください!」などの、あたたかいコメントが多く残されていて、とても嬉しかったですね。ユーザーとコミュニケーションしているのをすごく感じました。
佐合氏:弊社の営業が得意先と話しをする時も、「今回LINEでこのような企画を、メルスプランでやります」「メルスプランのスタンプがLINEにも登場しています」と言うのは、良いコミュニケーションにもなり、反応もとても良かったんです。
松田氏:店舗でコンタクトレンズを勧める対象は、若い女性の方が多いので、その方々に「メルスプランのスタンプが、今LINEに入っているんですよ!」と伝えたことで認知が広がり、売り上げにも結びついていると思います。
チャレンジポイント
丸山:LINEスタンプのクリエイティブにこだわり抜きました。
特にLINEは、キャラクターデザインによって広告効果が大きく変わってきます。ですので、弊社デザイナーの芝軒には、いろんなパターンのデザインを大量に制作してもらいました。
芦田:LINEスタンプの勝ちパターンというのは分かっていたので、それをもう全力で詰めきる作業を行いました。さらに、学生にウケるスタンプキャラクターを研究し、最終的に、「このスタンプであれば間違いなく話題を集めます!」というものを提案しました。
丸山:そして、今回のメニーとコンが採用に。このキャラクターに決定してからも、スタンプのバリエーションを8種類制作していくため、更にスタンプ案を大量に制作しました。


芝軒:あと、この8つバランスですね。8つ全て異なる使用シーンを想定し、各スタンプの役割分担ができているかという点も議論を重ねましたね。
細部にもとてもこだわり、線や色の濃度に関しても、それだけでもかなり議論しました。社内で討論になるほどに。(笑)
芦田:8つの並びまで考え抜きました。左上にあるものから人は見ていくので、ここに一番ダウンロードしやすいものを配置して、など。
丸山:スタンプ1つ1つの目的を、ユーザーが日常で使いやすいものから、メニコンさんが営業に活用できるものなど、用途を明確に考えた上で、1つ1つに熱を込めて、様々なクリエイティブを考えました。
サイバーエージェントを選んだ理由
松田氏:御社とお取引が発生する前から、情報提供を頻繁に頂いていました。直接お取引をしている代理店さんでは持ってこないような情報を多く頂くことができたりして、そこから皆が御社を信頼していきました。
今まで、なかなか発注をする機会がなかったのですが、今回スマートフォンのプロモーションを行うにあたり、プロフェッショナルな方々が揃ったサイバーエージェントさんとご一緒したいと思っていました。
佐合氏:私は、メニコンはコンタクトレンズのプロの会社だという想いで広告を行っています。いろいろなプロモーションを手掛けている代理店さんと、最良の形で面白いことができたらいいなと常に考えています。
インターネット広告領域といえばサイバーエージェント、というイメージが元々ありましたが、いざ一緒にお仕事を進めていくと、クリエイティブの部分の強みなど、営業さんを始めとてもしっかり対応していただきました。その積み重ねが、今回LINEのプロモーションを御社にお任せしたいという信頼に繋がっています。
松田氏:サイバーエージェントのみなさんは、お会いするかた誰もが精力的に働いていらっしゃっていて、勢いをとても感じます。
佐合氏:いい刺激を受け、我々も頑張らなくては、という気になりますよね。
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TEXT:加藤 貴子 (株式会社サイバーエージェント 全社広報室 インターネット広告事業本部 広報)
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