金融企業からIT企業への変革を掲げるアイフル株式会社は、Webマーケティング領域においてサイバーエージェントとともに変革を進めています。極予測AIを活用したクリエイティブ制作からSEOまで、その取り組み内容についてアイフル株式会社より吾郷様、中原様、山内様、三井様をお迎えし、当社よりアカウントプランナーの磯部、池永とともに対談を行いました。
-
吾郷 槙哉
アイフル株式会社
グループマーケティング部WEBマーケティング課 課長 -
中原 そう平
アイフル株式会社
グループマーケティング部WEBマーケティング課 課長補佐 -
山内 彬広
アイフル株式会社
グループマーケティング部WEBマーケティング課 課長補佐 -
三井 健司
アイフル株式会社
グループマーケティング部SEO推進課 課長 -
磯部 智史
株式会社サイバーエージェント
インターネット広告事業本部 局長
-
池永 樹
株式会社サイバーエージェント
インターネット広告事業本部 アカウントプランナー
アイフル様とサイバーエージェントのお付き合いの歴史と金融会社からIT企業への変遷
吾郷氏:アイフル株式会社では金融サービスを主軸に事業展開をしていますが、近年ではIT企業への変革を目指しています。Webマーケティング領域に関しましては、当社はサイバーエージェントさんと20年ほど一緒にお取り組みをさせていただいています。
私はWEBマーケティング課にてアイフルをはじめ、グループ会社全体のWeb獲得領域を担当しています。Webマーケティングに携わって6年ほど経ちますが、常に新しいことに目を向ける意識を持っています。長く担当していると考えが凝り固まってしまう部分もあるため、サイバーエージェントさんから新しいアイデアをいただけるので、日々アップデートすることができています。
CA磯部:私はアカウントプランナーとして6年ほどアイフル様を担当させていただいています。そして、弊社西日本支社で一番長くお付き合いさせていただいているお客様になります。私はアイフル様が大きく社内方針を変えられるタイミングでジョインさせていただき、毎日たくさん対話をしながら広告配信を進めてまいりました。
吾郷氏:そうでしたね。そして、ここ数年で当社の事業戦略が大きく変化しています。IT企業への変革を進めており、システムの内製化、アプリやHPの改修をクイックに行うことで目まぐるしく変化する外部環境や顧客ニーズに対応する目的があります。また、これまで外部ベンダーに依頼していたシステム開発費用においても内製化することにより削減が可能となっています。
IT企業への変革を進めていくために、サイバーエージェントさんの知見をお借りしながら日々デジタルマーケティングに向き合っています。

CA池永:私はアイフル様が事業戦略を大きく変えられてからの2022年よりご一緒させて頂いており、広告配信のほぼ全領域を担当させていただいています。
吾郷氏:我々の無理難題にもしっかりとお応えいただけるスキルの高さや情報収集能力、ガッツのある部分に、当社メンバーはとても惚れ込んでいます。ガッツといっても気合と根性で向き合うということではなく、いつでも冷静に対応してくださるので青い炎のような静かな熱量を感じていますね。
山内氏:私も吾郷とともにWeb獲得領域を担当しています。サイバーエージェントの皆さんの、正直なところにとても信頼を寄せています。配信効果のいいところも悪いところも正直にご報告いただき、提案内容についても正直な感想を含めてご提案いただけています。

「勝つ、さらに引き離す」 非指名キーワードからの流入を継続的に獲得するSEO対策
CA池永:アイフル様のSEO運用は弊社グループ各社で記事制作を行っています。GoogleやYahoo!等の検索エンジンで関連キーワードが検索されたときに各会社のドメインへ流入し、そこから獲得に繋がる仕組みを整えています。SEOでは上位表示されやすくなるために、記事内容やキーワードの組み込み方を工夫する必要があります。
特に、非指名キーワードからのアイフル様ホームページへの流入強化をしています。各記事の非指名キーワードからの流入は2024年1月より定常的に数十万単位で推移することができています。今年度は「勝つ、さらに引き離す」をテーマに掲げてお取り組みしていきたいと思います。

三井氏:私はグループマーケティング部SEO推進課にてSEOの担当をしています。私がサイバーエージェントさんとSEO施策をご一緒する前は、成果報酬型で別のやり方をしていたことがありました。成果報酬型ですと、どうしてもコンバージョンの件数に目がいき、本質的なSEOの実施ができているかどうかが課題でした。サイバーエージェントさんとお取り組みを始めてからは、ユーザーファーストの本質を押さえた最適化ができていると思います。
我々はホームページには資産価値があると思っており、それを向上させていくことで副次的に集客に繋がると考えています。そのため、現在のお取り組みについても非常に価値を感じていますし、費用対効果も大きく改善していますね。
CA池永:ありがとうございます。さらに今年度はアイフルグループ全体で、よりSEOを効果的に活用いただくためのSEO組織立上げ支援を提案させていただき、進めていきたいと思っています。
三井氏:はい、進めていけると嬉しいです。磯部さん、池永さんをはじめ、サイバーエージェントさんのSEOコンサルタントのみなさまも本当に頼りにしています。知識も豊富ですし、ご説明いただくこともロジカルで筋が通っていて的確です。尊敬のまなざしでいつも見ています。
CA池永:ありがとうございます。コンサルタントのメンバーも喜ぶと思います。
アイフルらしさを大切に、月100本超のクリエイティブを制作・提出
CA池永:SEO配信はずっとお取り組みをさせていただいていましたが、ディスプレイ広告の配信にも力をいれたく、昨年度ご提案させていただき新規媒体への広告配信を開始しました。各媒体、クリエイティブによって広告効果が変わるため、Metaに関しては極予測AIの活用をご提案させていただきクリエイティブに注力しました。
吾郷氏:新規媒体の配信拡大はぜひ進めたいと思っていました。ダイレクト観点ではCPAを抑えながら件数獲得を拡大していきたいと思っています。クリエイティブ観点では、獲得に繋がるクリエイティブであることはもちろん、欲を言えば目を引く面白さがあるといいなと思います。
以前、いい意味でチープな雰囲気の攻めたクリエイティブを使っていたことがあるのですが、それが遊び心があり心に残っています。そういったアイフルらしさがあるクリエイティブもぜひ取り入れていきたいです。
CA池永:そうですね。クリエイティブの制作では、アイフル様のイメージ毀損にならないこと、そして、ターゲット層に刺さるクリエイティブを作成することを心がけています。また、ユーザーがクリエイティブを見たあとの遷移導線に違和感を感じないようにすることも意識しています。
そして極予測AIを活用しているMeta広告では、検索広告の知見で得たユーザーニーズごとの効果的なコピーを参考にしながら、クリエイティブを作成しています。視覚的なインパクトがあり、訴求のテキストが短いクリエイティブの効果がいいですね。たとえばアイフル様の公式キャラクターであるぽっぽくんを使い、訴求に合わせて表現を変えています。大量のAB検証を同時に実施することで、最も効果的なクリエイティブを作成し、アイフル様にご提出しています。
中原氏:私もグループのWEBの獲得領域を担当をしています。極予測AIを導入してからは、アイフルだけでなくグループ会社にも展開し、サイバーエージェントさんからいただくクリエイティブのバージョンも増え、質も良くなったと感じています。クリエイティブは月100本程度新しいものを作成いただいてます。

CA池永:かなりの数をご確認いただいており、制作したクリエイティブはほぼ配信することができています。配信したクリエイティブの効果を見ながら、効果の良いクリエイティブと似たクリエイティブを配信してみたり、既に配信しているクリエイティブの効果が悪ければ似たものは配信停止するなど、細かく調整を行っています。
吾郷氏:極予測AIを導入してから、大量かつ高速にPDCAを回せていることに凄みや有用性を感じています。強い訴求ポイントを発見できていますし、極予測AIなしではやっていけない感覚がありますね。
CA磯部:ありがとうございます。嬉しいお言葉です。実はアイフル様の業界特性的に、ボトムファネル向けのリタゲ配信が主体でした。そのため、ディスプレイ広告の新規獲得配信は新しいチャレンジでした。
新しい媒体の配信を始める際、どうしてもCPAが目標対比で高い状態が続くため、配信開始1~2か月で配信停止してしまうこともあります。そこを目標以下にするために、配信設計やクリエイティブについて時間をかけて配信検証を続けていく必要があります。アイフル様の場合は約半年かけて配信検証をすることができました。
アイフル様と配信開始時からそこのすり合わせがしっかりできており、広告効果改善のための打ち手をどうするか議論を積み重ねられたこと、そしてプロダクトのポテンシャルや我々を信じていただいたことが今も継続いただけている理由になっていると思います。

グループ全体で常に新しい挑戦を これからも共に
吾郷氏:サイバーエージェントさんとは様々なお取り組みができていますが、今後に向けては、さらに効率よく獲得領域を広めていきたいと思っています。極予測AIのブラッシュアップや、新規サービスに期待しています。たとえば、過去にご提案いただき導入した離脱防止ツールやBSA(ブランドサーチアド)のようにこの業界での先行優位性のあるサービスはたくさんあると思います。
商品の差別化が難しい業界でWebマーケティングに携わる者として、常に新しいツールや広告手法を先駆的に導入したいと思っていますので、今後も是非たくさんご提案いただきたいです。
中原氏:現在、グループ会社全体を横断的に広告配信していただいている中で、アイフルの配信は成熟しきっている部分があると思っています。ただ、他のグループ会社は過渡期であり、課題も多くあります。
そこに純増できるような新しい施策をいつでもご提案いただければと思っています。アイフルグループ全社を一緒に盛り上げていけたらと思っています。
山内氏:引き続き新しいことへのチャレンジをお願いしたいと思っています。そして、若年層にいかに寄り添うか、というところをもっと追い求めていただきたいなと思っています。
業界特性に鑑みると、特定のターゲットだけに絞って広告配信をすると上手くいかなかったりすることもあるかと思います。上手くいかなかった広告配信も過去にありましたが、その失敗から得られた知見もたくさんあり、いい失敗だったと思っています。だからこそ、失敗を恐れずにどんどん新しいことを取り入れる姿勢を崩さずに持っていただきたいと思っています。
三井氏:SEO関連ですと、足元ではChatGPTなどAIが急速に拡大しており、ユーザーの検索行動に関しても大きな変革期が訪れていると感じています。そんな今だからこそ、我々の期待を超えた新しい構想やご提案をサイバーエージェントさんにはいただきたいと思っています。
そして、サイバーエージェントさんと長くお付き合いさせていただく中で、いい意味でクライアントの言いなりでないところを本当に評価しています。我々の要望に対して忖度なしで判断していただき、場合によっては別の提案をいただけるんですね。
クライアントの利益を第一に考えていただき、我々と対等な関係を築けているからこそだと思っています。引き続き、アイフルグループを一緒に支えていただけると嬉しいです。

CA池永:私は入社してからほぼずっとアイフル様を担当させていただいていることもあり、とても愛着があります。だからこそ、いただいたご依頼に着実に向き合っていきたいです。そして、まだ挑戦できていない新しい領域に関しても自分を信頼して任せていただけるような世界観を何年かけてでも作り上げていきたいと思っています。
CA磯部:私は、毎回アイフル様の決算が出るのをとても楽しみにしています。アイフル様は新しいことにとてもチャレンジしてくださっていますし、毎回決算の内容がアップデートされていっています。その変化のダイナミズムを我々も感じている中で、自分たちの仕事が決算のアップデートの一番上にくるようなお取り組みをしていきたいと思っています。
アイフル様の事業にちゃんと向き合うことがとても大事なことだと思っていますし、また向き合う上で広告だけにこだわることなく、Webマーケティング全体についてお取り組みを続けていきたいと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。
________________________________
記事制作・撮影: 株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部 広報
________________________________
■お問い合わせはこちら
株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部 広報
mail :honbu_pub@cyberagent.co.jp
■インターネット広告に関するご相談はこちら
インターネット広告・デジタルマーケティング全般、DX・リテール領域等
https://www.cyberagent.co.jp/form/id=4
DX領域 (DX全般、戦略策定・UIUXデザイン・開発等)
https://www.cyberagent.co.jp/form/id=268