「Eat Well, Live Well.」をスローガンに掲げる味の素株式会社は、「たべて、笑って、生きていく」をテーマに、レシピやコンテンツを提供するwebメディア「AJINOMOTO PARK」を運営。開設から30年を迎えた「AJINOMOTO PARK」では、これまでの感謝を伝えるとともに、さらなるファンとの繋がりを育むスペシャルイベント「AJINOMOTO PARK 30周年祭 〜食のタイムトラベル〜」を開催しました。
参加者満足度99%を達成した同イベントの企画・制作について、味の素株式会社より須藤氏・権氏を迎え、サイバーエージェントの西谷・桑原・瀬下と共に対談を行いました。
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須藤 琴音
味の素株式会社
食品事業本部 マーケティングデザインセンター コミュニケーションデザイン部 カスタマーサクセスグループ -
権 洙延
味の素株式会社
食品事業本部 マーケティングデザインセンター コミュニケーションデザイン部 カスタマーサクセスグループ -
桑原 誠尚
株式会社サイバーエージェント
インターネット広告事業本部 クリエイティブ新規事業本部 リードクリエイティブセンター NEW GREEN
クリエイティブ ディレクター / コピーライター -
西谷 崇
株式会社サイバーエージェント
インターネット広告事業本部 クリエイティブ新規事業本部 リードクリエイティブセンター NEW GREEN
クリエイティブ ディレクター / プランナー -
瀬下 有加
株式会社サイバーエージェント
インターネット広告事業本部 アカウントプランナー
webメディアの30周年を、より強くファンと繋がる契機にするために
須藤氏:私は普段、webメディア「AJINOMOTO PARK」の運用担当として、生活者の皆様に向けたコンテンツ制作を行っています。webメディアという特性上、生活者のみなさまと直接お会いできる機会はなかなかないというのが実情です。
権氏:私も同じ部門にて、ファンとのコミュニケーション施策を複数プロジェクトにわたって企画しています。
私たちの部門では、「100年先も愛されるブランドづくり」を目標として掲げています。生活者に私たちのことを好きになってもらいたいと考えた時に、「直接会う」ことが重要と感じており、ファンの皆さんとも年に一度はお会いする機会を作りたいなと考えていました。
須藤氏:2026年は「AJINOMOTO PARK」の30周年にあたり、サイトのリニューアルを含めた大きな節目を迎える年でした。これまでお世話になったファンのみなさんに感謝を伝えるとともに、より当社のことを好きになっていただけるような場を創れないかと考えて、サイバーエージェントの皆さんに相談しました。
CA瀬下:私はサイバーエージェントにてアカウントプランナーとして、味の素様の様々な施策を担当しています。当社ではインターネットに留まることなく、あらゆるコミュニケーション施策の支援も行っております。今回はリアルなイベント体験にまつわるクリエイティブ施策についてのご相談でしたので、発足したばかりのクリエイティブチームと共に、ご依頼に取り組ませていただきました。
CA西谷:私は今年4月に発足したクリエイティブ組織「リードクリエイティブセンター NEW GREEN」にて、クリエイティブディレクターを務めています。NEW GREENは、AIをはじめとする先端テクノロジーを積極的に実装し、さらにアートや音楽、アカデミックなど多様な外部パートナーとの共創により、複雑化する企業課題をクリエイティブの力で解決します。デジタルとリアルを横断した新たな広告体験を通じて、企業の持続的なブランド成長に貢献することを目指しています。
当社はデジタル広告を祖業として始まった会社ですが、デジタルが生活のあらゆる場面に浸透した現在では、どうやって身体的な体験との結びつきを創出するのかというテーマがより重要視されるようになりました。
今回はまさに、オンラインコミュニケーションを現実の世界に拡張する取り組みでした。組織が発足して初めての事例でもありましたので、文字通り全力で取り組ませていただきました。
CA桑原:西谷と同じく「リードクリエイティブセンター NEW GREEN」で、クリエイティブディレクターとコピーライターを務めています。リアルなイベントなどの体験は、デジタル・紙面広告のようなフォーマットの制限がないので、表現手段が本当に多種多様です。
そのため昨年から今年にかけてアメリカやイギリス、韓国などを訪れて最新事例に触れてきたのですが、今回のプロジェクトでも「あのときロンドンで見たあの感じがいいんじゃない?」など、実際の体験がかなり活きました。
須藤氏:お二人とも海外出張が多いなあ、と思っていたのですが、そういう理由だったんですね(笑)。
30周年の祝祭を、クライアントとパートナーの垣根を超えたワンチームで創り上げる
須藤氏:企画当初は「とにかくファンに喜んでいただきたい」ということだけをお伝えし、ゼロから色々な角度で企画をご提案いただきました。
CA瀬下:オリエンテーションをいただいたときに、「せっかくファンの方に来ていただくのだから、双方向のコミュニケーションができるイベント体験にしたい」と考えました。ファンに向けて一方的にプレゼンテーションするだけでは、情報をサイトに掲載して見てもらう体験との差が生まれにくい。味の素様とファンのみなさまが一緒になってイベントを作るような仕立てにできないか、議論を重ねました。
須藤氏:サイバーエージェントの皆さんからいただいた「ファンの方と一緒に創り上げるようなイベント」というコンセプトが、私たちが目指す「AJINOMOTO PARK」の”ありたい姿”にも合っていて、ファンの皆様との理想的な関係だと感じました。そこから企画がスタートしていったんです。
CA西谷:権さんから「30周年として、過去現在未来を表したものにしたい」というご意見をいただいて。最終的には、30年のあゆみを体験できる「AJINOMOTO PARKのこれまで」エリアと、少し先の未来を体験する「AJINOMOTO PARKのこれから」エリアの2つの空間を用意して、まるでタイムトラベルしているかのような空間を創りました。
権氏:私、そんな話していたんですね(笑)。この30年はファンのみなさまといっしょに創り上げてきたものなので、その記憶を手元に残せるような仕立てにしたいと思っていたんです。
CA桑原:今回のイベントでの特徴的な仕掛けである、「会場をまわりながらアルバムのページを集めていく」という仕掛けは、企画当初からご提案していたのですが、はじめはコーナーの1つに過ぎなかったんです。しかし、権さんからそのお話が出た瞬間に「これがキーアイテムだ!」という話でまとまり、一気に動き出していきました。
須藤氏:このメモリアルブックや、タイムトラベルの扉は、初めて現物を見た時本当に驚きました。細部まで作り込まれていて、カッコ良さもありつつ、人肌の温度を大事にするような、親しみやすさや温かみのあるデザインに仕上げていただいて。なにより、私たちも言語化が難しい“味の素社らしさ”をモノに落とし込んでいただいたように感じ、みなさんのプロとしてのお仕事に感動しました。
CA西谷:すごく嬉しいお言葉です!扉の曲線ひとつとっても、社内で議論を重ねてこだわり抜いたので、報われた気持ちになりました。
権氏:確認資料に貼られた画像はキレイに撮影されたものなので、現物はその8割程度に仕上がるという想定でいたんです。でも実際に組み上げられた会場に入って、現物を手に取ったときの実感が想定のはるか上だった事に、とにかく驚きました。
CA西谷:実は僕たちもまったく同じ感覚でした。個々のパーツは細かくチェックしていたけれど、全体像は組み上げてみないと体験できません。だからこそ企画から制作まで、生活者や制作チームと同じ目線・高い熱量で進めることが、成功の秘訣だと思うんです。
定員数の4倍の応募が殺到! 参加者の99%が満足したイベント体験を実現
須藤氏:参加者は応募抽選制だったのですが、定員の4倍に近い方からお申込みいただき、事後アンケートでも満足度99%と、過去に例を見ないような評価をいただくことが出来ました。「味の素グループの商品や企業について、周囲に積極的におすすめしたい気持ちがとても強まった」と答えた方が全体の9割以上を占めるなど、企業やブランドに対する印象もかなり高まったと感じています。
定性コメントでも「味の素社員の皆さんと話せて嬉しかった」「今日もこれからも、商品を使います!」」「次は40周年で!」といった、今後にも繋がるような嬉しいコメントを数多くいただくなど、イベントを通じて「味の素社が好きだ」と思ってくださる方が増えたと感じています。
権氏:今回のイベントは、味の素社員のみが主導するイベントでも、サイバーエージェントの皆さんに全ての企画をお任せして味の素社員が参加しないイベントでもない、新しい形のイベントでした。味の素社員、サイバーエージェントの皆さん、そして来場者のみなさまの一体感が、大きな祝祭感に繋がったように感じます。
CA西谷:当日は味の素社員のみなさまに、会場スタッフの3〜4割を担っていただきました。あちこちから、社員のみなさま同士や参加者の方との笑い声がBGMのように会場全体に響いていたのが印象的でした。その空気が、展示物だけでは醸し出せない楽しさや安心感に繋がっていたように思います。あの笑い声を聞いて「あ、このイベント成功するな!」という確信を持ちましたね。
権氏:まさに味の素社員とサイバーエージェントの皆さんとで一緒に創り上げたイベントでした。私が一番記憶に残っているのは、参加者が自分をキャラクター化してアジパンダと一緒に記念撮影できるAIカメラのコーナーです。
制作も最終段階に差し掛かっていたのですが、このイベントでしか体験できない新鮮かつワクワクする仕掛けを何とか仕込みたいと思ってお願いしたんです。
CA桑原:30周年イベントですので、40〜50代の方も多くいらっしゃいます。幅広い年代の方々に対して親しみやすく、かつ「AJINOMOTO PARK」の未来にワクワクしていただけるようなコンテンツを創りたいと考えました。AIカメラでは参加者の着ている服などもちゃんとキャラクターとして再現されていて、とても多くの方に笑顔でお持ち帰りいただきました。
須藤氏:参加者のお見送り時に、来場への感謝をお伝えしたところ、「こちらこそ、ありがとうございました!」と言って帰られる方が何人もいらっしゃったのが印象的でした。参加した全員が、終わった後に誰かに感謝を伝えたくなるような温かいイベントを開催できたと実感しています。
デジタルとクリエイティブの力を軸に、事業を支えるパートナーとして在り続ける
須藤氏:イベント終了後、参加者が、当社の公式ファンコミュニティサイト「味のもト~ク」上で投稿してくださった感想の熱量がものすごく高かったことにも驚きました。まるで現地レポーターのように、1つ1つのコンテンツに対して長文のレビューを書き込んでいただいていて。当初目指していた、ファンの方により強く愛される企業となるきっかけを創り出せたことに、本当に感謝しています。
今回は、記念すべき節目ということで、これまでにない規模のイベントとして、数多くの企業さま、スタッフさまにもご支援いただきました。サイバーエージェントさんには、たくさんの関係者との調整をスムーズにまとめあげていただいた事についても、改めて御礼を申し上げます。
今後もファンの方とより関係を深めていく機会を創りたいと思っていますので、その際は是非よろしくお願いします。
権氏:私は複数のプロジェクトに携わっていることもあって、今回の成功事例を他部署にも共有しています。実際に興味をもってくれた部署もあるので、色々な機会でもっとファンとコミュニケーションする機会を増やそうとしている最中です。
CA桑原:広告はキャンペーンなど期間限定ものも多いので、制作物は基本的に世に残りません。だからこそ、今回のプロジェクトで制作物が手に残り、お仕事の機会を繋げていただけることを本当に嬉しく思っています。イベントに参加いただいた社員の方と再会するなどご縁の広がりも感じているところで、引き続きみなさまの活動をご支援させていただけると嬉しく思います。
CA西谷:味の素社員のみなさまは、社会や事業に対する思考やアイデアをお持ちの方が多いと感じています。だからこそ、私たちが持つクリエイティブの力を掛け合わせることで、ファンとの繋がりを創ったり、社会に広く発信するお手伝いができると確信しています。今回のように受発注の垣根を超えたワンチームとして、引き続きいろいろな仕事をご一緒できればと思います。
CA瀬下:サイバーエージェントは広告代理店の枠組みを超えた事業パートナーとして、AI活用やDX推進などあらゆる側面で企業の活動を支援できる体制を整えています。ファンマーケティングや広告等を通じたブランド/企業価値向上はもちろん、その他の活動でもお気軽にご相談いただければと思います。今後とも、宜しくお願いいたします。本日はありがとうございました!
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記事制作: 加藤 貴子( 株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部 広報 )
撮影 : 知念 勲 〃
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