株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証マザーズ上場:証券コード4751)は、インターネット広告事業におけるビッグデータのマーケティング活用強化を目的とし、国立大学法人一橋大学大学院 国際企業戦略研究科の沖本竜義准教授と共同研究を開始いたしました。
昨今、インターネット広告技術の高度化と多様化により扱うデータ量は増加しており、多種多様なビッグデータから価値ある情報を見出し、マーケティング施策につなげる分析力が求められています。
このたび開始した共同研究では、沖本准教授と当社インターネット広告事業本部の研究チームが、企業のインターネットプロモーションにより蓄積されたデータを、計量時系列分析などを活用し科学的な方法で解析を行います。解析内容は、当社が強みとするインターネット広告のコンサルティング、運用、クリエイティブ制作に活用し、企業のマーケティング活動の提案に役立てていきます。
また、共同研究の特色として、従来のインターネット広告施策・分析手法に対しても、科学的なアプローチによる見直しを行うことが挙げられます。各広告媒体の予算シミュレーションや予算ポートフォリオ構築など、再現性のある手法により広告効果向上とナレッジ蓄積を促進し、企業の統合的なマーケティング活動を支援いたします。
なお、第一弾として、マス広告とインターネット広告の相関性についての研究を行い、計量時系列分析の手法を用いてその関係を定量的に評価しました。具体的には、テレビなどのマス広告の実施が、検索連動型広告のサーチクエリ数に及ぼす効果の定量的な評価や、マス広告のより効率的な実施時期の判別とその決定要因の解明といったものです。これにより、企業はマス広告からインターネット広告への波及効果を定量的に評価することが可能になり、インターネット広告のプランニングに役立てることができるようになります。この結果は、2014年2月13日(木)に開催するセミナーで発表予定です。
当社では、ビッグデータの研究により高度なマーケティングソリューションを提供し、企業の課題解決につなげてまいります。
日時:2014年2月13日(木) 13:00~16:00
タイトル:「一橋大学沖本准教授との共同研究経過発表
研究結果と最新US動向から見る、Web×マス広告の統合分析について」
会場:株式会社サイバーエージェント セミナールーム
東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティウエスト 13階
定員:200名
参加費:無料
参加方法:詳細&お申込みはこちらよりご確認ください
http://www.cyberagent.co.jp/event/attribution_seminar/
◆沖本竜義 准教授
プロフィール:国立大学法人一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 准教授
経歴:1999年東京大学経済学部卒業
2001年東京大学経済学研究科修士課程修了
2005年カリフォルニア大学サンディエゴ校 経済学研究科博士課程修了(経済学Ph.D)
横浜国立大学大学院 国際社会科学研究科 准教授、
カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員を経て、2008年から現職。
ホームページ:
http://www.geocities.jp/tatsuyoshi_okimoto/index.html
発売中の書籍:「経済・ファイナンスデータの計量時系列分析」(朝倉書店)