株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード 4751)は、マーケティングオートメーションツール運営会社2社と提携(※1)し、企業が保有する顧客の属性データと売上データを統合し、統合されたデータの分析、企画立案、制作、配信、効果検証までをワンストップで行うことができる、通信販売会社向けのCRM(顧客管理)マーケティングサービス「eCRMソリューションサービス」を2015年6月1日(月)より提供いたします。
国内ECの市場規模は、2016年に8兆4,321億円に到達すると予測されており(※2)、拡大を続けています。新規参入企業の増加により競争は激化し、通信販売会社の新規顧客を獲得するための予算は年々高騰している状況です。そこで昨今、顧客獲得のための予算高騰による事業収益の悪化を改善するため、顧客1人当たりの生涯価値(=LTV)を向上させる重要性が高まっています。
このような背景を踏まえ、当社ではLTVの向上を図る新たなマーケティングサービス「eCRMソリューションサービス」を提供し、通信販売会社のマーケティング支援と広告効果の最大化を目指します。
「eCRMソリューションサービス」は、企業が保有する顧客の属性データや売上データを統合し、統合されたデータの分析を行うことで、課題発見から施策立案、実行、効果分析までを一貫して実施し、企業のLTV最大化を実現します。
なお、本サービスを提供するにあたり、当社内に専門組織、「eCRMソリューション局」を新設いたしました。2016年9月末までに、本サービスの導入社数100社を目指すとともに、各企業に合わせた企画・開発技術を向上させ、更なるサービス開発と拡充に努めてまいります。
◆サービス概要
(1)本サービスにマーケティングオートメーションツールを導入することで、企業が保有する顧客の属性データや売上データを統合します。
(2) 統合されたデータを分析し、LTV最大化のための課題発見、施策立案、実行、効果分析を一貫して実施します。
◆データ連携について
従来、通信販売会社の既存顧客へのコミュニケーションは、Eメールによるものが中心でしたが、当社の連結子会社である株式会社RightSegmentが提供するプライベートDMP(※3)「RightSegment」と連携することで、「RightSegment」経由の広告配信によるコミュニケーションが可能となりました。
また、LINE ビジネスコネクト(※4)を利用したメッセージ配信機能を開発しており、2015年7月に完了予定です。これにより、LINE ビジネスコネクトにおいて、購買データや顧客属性に基づくセグメント配信が可能になります。
◆このたび提携するマーケティングオートメーションツールについて
(1)カスタマーリングス (株式会社プラスアルファ・コンサルティング提供)
(2)うちでのこづち (株式会社E-Grant提供)