
企画概要

多くの女性が一度は憧れたであろうシンデレラ。そんな名作童話を、現代のテクノロジーで蘇らせる企画。
レディーガガのシューズデザインでも有名な舘鼻氏をデザイナーに迎え、独自のアルゴリズムで組んだ特別な計測システムを搭載した「ガラスの靴」を制作。靴へ足を入れると、シンデレラとのフィット率が表示されます。
表参道ヒルズ 吹き抜け大階段で開催されたイベントにて、一般の女性参加者にガラスの靴を履いていただき、現代のシンデレラを探すという企画です。最高シンクロ率を出した現代のシンデレラには、ISETANブライドからドレス、表参道ヒルズからはジュエリーが贈呈されました。
担当者によるレポート形式で、本企画の背景をご紹介します。
企画誕生の背景
簡略で割安な挙式や、そもそも結婚式を挙げない、などのカルチャーが出てきた近年ですが、やはり素敵でキラキラとした夢のような結婚式にもっと憧れを抱いても良いのではないか。という想いから企画が誕生しました。
ブライダルの聖地、青山エリアを舞台に「ブライダルってやっぱりいいよね」と感じてもらうため、誰もが憧れるシンデレラのストーリーをモチーフとし、最先端のテクノロジーを駆使すれば、ガラスの靴を現代版に作りあげることが出来るのでは?という発想から着手していきました。
企画の効果
イベント開催後、ISETAN・表参道ヒルズともに、来店客及び売上高が前年同期比を大きく上回る結果となりました。広告出稿はせず、オーガニックPRのみの展開で、Twitterを中心にソーシャルバズを起こしました。

チャレンジしたポイント
誰もが知る名作童話を現代的に解釈してフィットさせる点が一番の難所でした。
まずは素敵な靴をつくること。テクノロジーを駆使してもビジュアルが成立し、かつ安全であることを前提とし、技術面からグラフィックに至るまで、“現代のシンデレラ”を成立させる作業に全神経を注ぎました。
靴そのものから、足を入れたあとの演出に至るまで、シンデレラとウェディングという女性の憧れをそのまま体験してもらえるよう、徹底的に検証を重ねました。あらゆる細かな設計を組み立て、狙い通りのターゲット層に企画が刺さったことで、ソーシャルメディア上での自然発生バズが生まれたと考えています。