2015/2/17 Tue

乃木坂46公演「16人のプリンシパルtrois」

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SIXTEEN PRINCIPAL

企画概要

乃木坂46のメンバーが第1幕でオーディションを行い、それを見た観客がメンバーの演技を審査して投票し、第2幕に出演する16名の配役を決めるキャスティング参加型演劇「16人のプリンシパルtrois」。
観客と乃木坂46メンバーとの更なるエンゲージメントの強化を狙った本企画。前回までの公演において、インターバルの時間は観客を待たせる時間となっていたため、デジタルコンテンツを利用して新たな演出を手掛け、舞台全体を通した公演の満足度最大化を図りました。

担当者によるレポート形式で、本企画の背景をご紹介します。

企画誕生の背景

電子パンフレットとサプライズ演出による「今だけ」「ここだけ」のコンテンツにより、体験価値の最大化を目指しました。当初はスマートフォンを利用した観客と出演者を繋げるインスタレーションを考案していましたが、出演者がアイドルという点で、写真撮影が可能なスマートフォンでの実施は難しかったため、楽天様より1,400台の電子タブレット「Kobo Arc 7HD」を提供いただき本企画の実現に至りました。
通常であれば観客を待たせてしまう時間を、会場でしか知り得ない「ここだけ」の情報が見られる電子パンフレットの閲覧時間に変え、そのタイミングでしか見られない「今だけ」のメンバーの画像や、今回のために撮り下ろした限定動画を展開するユーザー体験を実現しました。

また、本企画の目玉はデバイスを利用したサプライズ演出であり、そのためのトリガーとして人の耳には聞こえにくい非可聴音を採用しています。国内においても、これだけ大きな会場(赤坂アクトシアター)での実施は例がなく、舞台演出・音響・その他スタッフとの度重なる打ち合わせと実験の末、本公演を迎えることができました。

企画の効果

約2週間に及ぶ公演期間で、計2万9,700人を動員しました。デバイスを利用したインスタレーション事例としては日本最大規模となります。なお今回の公演は、観客のエンゲージメントを強化し、公演の満足度をより高めることを目標の一つに掲げていました。観客が、会場内で本企画を体験することで、観客と出演者の距離を近づけることに成功しました。また、休憩中などに観客同士で画面を見せ合う場面もあり、観客と観客のコミュニケーションにも一役買うことができました。
“エンターテイメント”ד技術”の新たな一歩を踏み出せた企画かと思います。

チャレンジしたポイント

サプライズ演出の肝として、1,400台の個々のデバイスにタイムロスなく情報を表示させることが必要でした。スマートフォンなどのプッシュ通知のように個体によって表示がずれてしまっては、「今だけ」「ここだけ」のサプライズが演出できないため、演出方法に拘りました。そこで、デバイスに内蔵されたマイクを利用し、非可聴域の音波を受信することで誤差なく情報を表示させることを実現しました。
なお、デバイスに表示される画像や動画は、端末ごとに出し分けを行いました。そうすることで、リピーターを飽きさせないこと、また会場のファン同士でデバイスを見せ合って楽しんでもらうことを狙っています。
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